育毛メソセラピーの一種であるHARG療法は毛髪再生治療のことです。男性だけでなく女性にも有効で、近年注目を集めています。世界各国の共同研究で開発された薄毛の治療法で、医療機関だけに施術が認められています。日本では日本医療毛髪再生研究会が発足し、導入を進めました。育毛メソセラピーとは注入する成分が異なります。

注入する成分が違うHARG療法

HARG療法とはHARG療法では、HARGカクテルというものを頭皮に注入します。これは、脂肪幹細胞から抽出した成長因子であるAAPE(幹細胞抽出増殖因子タンパク質)やビタミン、アミノ酸などからできていて、毛包を再生させ、毛周期サイクルを正常化させて発毛を促す働きがあります。

頭皮に注入する方法として、注射針を使うパピュール法、特殊なレーザーで皮膚に穴を空けてHARGカクテルを頭皮に浸透させるフラクショナルレーザー法、頭皮の表皮に注射をするナパージュ法、極細の鍼が付いた医療用のローラーを使用するダーマローラー法などがあります。

HARG療法にはアレルギー物質が含まれていないので副作用の心配も少なく、幅広い薄毛の原因に対処することができます。また、施術の次の日には洗髪をすることも可能です。ヨーロッパや韓国では多数の治療例があり、その効果や安全性についても確立されているようです。

HARG療法ができるまで

以前は、薄毛は白髪やシワなどと同じように年齢を重ねた以上仕方のないことだとされていました。しかし、医療技術が進歩するにつれて薄毛の原因がある程度解明され、植毛が可能になり、フィナステリドやミノキシジルなど薄毛に効果的な治療薬も出てきました。そんな中、2006年にヨーロッパで骨髄や脂肪の幹細胞から抽出した成長因子を使ったメソ注入という治療法が発表されました。また、同年に海外の医学会で幹細胞培養中の上澄み液を凍結乾燥することで多くのサイトカインが抽出できるという報告がなされ、サイトカインが欧米やアジア諸国では薄毛治療に利用されていたことが分かりました。サイトカインとは細胞から放出される特殊なタンパク質で、患者自身から組織を採取することもでき、これを利用した治療法は効果的だとみなされました。そして、日本でもサイトカインの研究と検証が始まり、2008年1月に日本医療毛髪再生研究会が発足し、驚異的な発毛効果のあるサイトカインを使用した毛髪再生治療は研究会の英語名、「Japan Hair Re-Generative Medical Association」の「Hair Re-Generative」から頭文字を取って HARG療法と名付けられました。


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