薬害性脱毛症は薬剤の投与によって頭髪が抜け落ちたり髪が細くなって薄毛になる症状です。この症状を引き起こす薬剤は多くありますが、がん治療に使われる抗がん剤やC型肝炎の治療に使われるインターフェロンなどが良く知られています。

薬害性脱毛症の原因

薬害性薬害性脱毛症を引き起こす薬剤は、特定の細胞や菌の働きを妨げるために投与するものですが、効果が高い分毒性も強く、健康な細胞にも害を及ぼしてしまいます。頭髪を作る毛母細胞はこの影響を受けやすいため脱毛の症状が起きるのです。

薬害性脱毛症は薬によって健康な細胞の活動を阻害していることが原因で起こるので、薬の投与をやめることで回復していきます。しかし、これらの薬剤を投与しながら薬害性脱毛症の進行を止めることは非常に困難です。また、がん治療などは長期にわたることが多いのですが、長期間に渡り薬剤の投与を受けていると毛母細胞が壊滅的なダメージを負ってしまうことも多く、その場合は毛髪の再生は困難になります。

成長期脱毛と休止期脱毛

薬害性脱毛症には成長期脱毛と休止期脱毛があります。それぞれの違いについて説明します。

抗がん剤による成長期脱毛

抗がん剤の投与による脱毛症は、患者に大きな不安を与えます。しかし、この脱毛は抗がん剤の投与が終われば再生するものです。また、人によっては脱毛が起こるということは抗がん剤がよく効いているということだ、という人もいます。抗がん剤による脱毛は、投与開始から1~2週間後に始まることが多いのですが個人差もあり、症状が現れないこともあります。抗がん剤と脱毛症の間にはどのような関係があるのでしょうか。

抗がん剤には細胞の分裂を抑制する効果があります。これはがん細胞が分裂するのを防ぎがん細胞を破壊するという抗がん剤の目的を達成するために必要な効果です。しかし、この影響によって毛母細胞まで死んでしまうので毛が抜けてしまうのです。この副作用は、細胞分裂を行っている成長期の毛母細胞に発生するため、成長期脱毛と言います。この抗がん剤の副作用による脱毛症を食い止めるためには、抗がん剤の投与を終了する以外方法はありません。

抗がん剤の副作用による脱毛は、眉毛やまつげなど頭皮以外の毛にも及びます。しかし、これらの毛は頭髪の毛よりも成長期に当たる毛が少ないため、比較的目立たないことが多いようです。

薬の副作用による休止期脱毛

毛髪には成長期・退行期・休止期といったヘアサイクルがあります。通常、毛髪全体の85~95%は成長期に当たります。休止期にある毛髪は10%程度しかないのです。毛髪の休止期は次の成長期に入るための大切な準備期間です。しかし、薬の副作用によって休止期の髪が増えたり、成長期の期間が短くなったりすることがあります。これが薬の副作用による休止期脱毛です。

こういった副作用の可能性がある薬剤には、ビタミンAやH2受容体拮抗剤などの消化器用薬、降圧剤、痛風治療剤など多くのものがあります。この脱毛を食い止めるにはどの薬剤によって脱毛が起こっているのかを特定しなければなりません。また、薬剤の服用を中止してもしばらく脱毛が続く場合もあります。これは薬剤を服用している間に成長期が短くなった毛髪が休止期に移行し、その後しばらく生えてこないためで服用中止後、数週間から数か月にわたって脱毛が続きます。


薬害性脱毛症」への2件のフィードバック

  • 2015年8月2日 5:52 AM
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    40代女性です。
    うつ病の薬、薬害による休止期脱毛症は治らないのでしょうか…

  • 2019年3月16日 3:53 AM
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    薬をやめても頭皮の毛穴まで歪めば毛は生えない。適当な事をかくな。実際薬害脱毛で
    毛が縮れて、すぐ抜けるし生えても伸びない。ハゲになって4年治らない

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