白癬脱毛症はしらくもとも呼ばれ、水虫やいんきんたむしの原因である白癬菌という真菌が頭皮に感染することで発症します。脱毛の症状は、かゆみや湿疹を伴いながら頭部に円形状の脱毛がまだらに表れます。抜けていない毛も引っ張ると簡単に抜けてしまうことが特徴です。10歳以下の子供に多く見られます。大人になると頭皮の皮脂の影響で感染しにくくなると言われていますが、まれに感染することがありますから油断はできません。

感染する脱毛症

白癬性白癬脱毛症はそれほど知られていない脱毛症ですが、この脱毛症の恐ろしいところは、伝染るところです。水虫やいんきんたむしの人からの感染もありますし、猫や犬などの動物からの感染もあります。柔道やレスリングなどの体の接触の多い格闘技で感染することもあります。水虫やいんきんたむしの方が自分で患部を触った後に頭を触ることで感染してしまうこともありますから、これらの病気を患っている方は注意しなくてはいけません。

白癬脱毛症の原因

白癬脱毛症は真菌である白癬菌の感染が原因です。ちなみに真菌というのは、カビやキノコ、酵母などの生物の総称で、細菌とは細胞構造が異なる別のものです。白癬菌が毛穴に入り込んで毛を脆くしてしまうので髪が抜けやすくなってしまい、ブラッシングするだけでも毛髪が簡単に抜けてしまいます。これを放置しているとさらに悪化して頭部全体が広範囲にわたって脱毛の症状を起こしたり、発熱やリンパ節の腫れが起こったりすることもあります。さらに重症化すると頭皮に多くの膿疱ができ、ケルスス禿瘡と呼ばれる状態になります。

白癬脱毛症の治療

白癬脱毛症は脱毛部位が丸くなることが多く、円形脱毛症と混同されがちですが白癬菌に感染した毛穴の周囲には落屑(らくせつ)と呼ばれる乾燥した皮膚がはがれたものが溜まります。円形脱毛症ではこの落屑はほとんど見られることはありません。白癬脱毛症には抗真菌薬を使用した薬物療法が行われます。外用薬ではあまり効き目がないようです。子供がかかることが多いので、その場合は親や医師による心のケアも大切になってきます。とりあえずは子供のやりたいようにさせてみるのがいいでしょう。親の側にも、子供の毛が抜けてしまうことに過剰に反応せず場合によっては見てみないふりをする我慢強さも必要になってきます。


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