円形脱毛症は、その名のとおり丸い形に頭髪が抜け落ちるもので、症状が起きている個所の毛は引っ張ると簡単に抜けてしまったりもします。他の脱毛症と違い30歳以下で発症する人が8割を超えているのが特徴です。中でも15歳以下での発症は4分の1を超えており若い世代に発症することが多い症状です。何の前触れもなく突然発症することが多く、60%は半年ほどで自然に治癒します。しかし、中には複数の円形脱毛症が併発する多発型や、全身の体毛が抜け落ちてしまう汎発型といった症状に発展することもあります。

円形脱毛症の原因

円形脱毛症その原因はストレスによるものと思われることが多いのですが、ストレスとは無縁と思われる生まれたばかりの赤ん坊に発症することもあるので、最近ではストレスは原因の一つではあるけれど主な原因は自己免疫異常によるものという説が有力です。また、肉体的ストレスやウイルス感染などで発症することもあります。花粉症などの他のアレルギーが発症しているときには円形脱毛症が治癒するなどの症例もあり、アレルギー同士が相互に関与しているという説もあります。

ステロイドによる治療について

局所注射

ステロイドはもともとかゆみや炎症を抑える薬ですが、重度の円形脱毛症の人に局所注射することで発毛を促すという治療も一般的に行われています。広範囲の脱毛には使えませんが、部分的な円形脱毛症なら髪が再生する可能性は高いようです。しかし、強力なステロイドを長期にわたって使用すると皮膚の委縮などの副作用を起こすこともありますから、同じ個所に何度も注射をすることは避けましょう。他にも眼圧上昇、白内障の悪化、網膜・脈絡膜塞栓といった副作用の可能性もあります。

内服療法

ステロイド剤を内服するという治療法もあります。この療法は重症の円形脱毛症でも大幅な改善が見られます。ただ、ステロイドを飲むのをやめると円形脱毛症が再発することが多いので飲むのを止められなくなりがちですが、長期的にステロイドを内服すると胃潰瘍や骨粗鬆症などの全身的な副作用が起こる危険性があるため、定期的な検査で副作用の有無を確認しなくてはいけません。

外用剤

注射ではなくステロイドを塗ると言う治療もありますが皮膚の表面からの吸収度を考慮すると局所注射や内服療法よりも有効性は低い方法です。

どちらにしてもステロイド療法は対症療法に過ぎず、根本的な治療にはなりません


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