AGA(男性型脱毛症)が発生する仕組みについて、ジヒドロテストステロンが男性ホルモン受容体アンドロゲン受容体)と結びつき、その結果できる物質がIGF-1なら薄毛にならず、TGF-β1なら薄毛になることはほぼ間違いないと分かっています。では、ジヒドロテストステロンはなぜTGF-β1になってしまうのでしょうか。

遺伝により決定する薄毛発症の原因

AGAの原因実は、ジヒドロテストステロンとアンドロゲン受容体が強く結合するとTGF-β1になってしまうのです。この結合力のことをアンドロゲン受容体の感受性と言います。アンドロゲン受容体の感受性が強いとTGF-β1が発生してしまうのです。そして、このTGF-β1が髪の成長サイクルを短くし、抜け毛が起こりやすくなるのです。

このアンドロゲン受容体の感受性は遺伝します。ですから薄毛の人の多い家系というものが存在するのです。その前の5αリダクターゼの分泌量が少ない、薄毛が発症するきっかけとなるストレスなどが少ない等の理由で、その家系の中でも薄毛ではない人も存在しますが、薄毛の人の家族に薄毛が多くなるのはこういった理由からなのです。また、この遺伝は優性遺伝だということが分かっていますから、母方の祖父の体質が遺伝することが多いようです。

生活習慣とAGA

遺伝が関係しているのでは、自分が薄毛になることを避けることはできない、とあきらめてしまうかもしれません。AGAを発症するきっかけが無ければ、AGAは発症しにくくなるのです。栄養バランスの良い食事を摂って頭皮に必要な栄養を摂取し、ストレスを減らしたり、タバコを止めたりすることで血液循環を良くすることで頭皮に栄養が行き届きやすくすれば、AGAの発症を抑えることも可能です。

第二次世界大戦後にAGAが増えた

反対に、生活習慣によってAGAが発症しやすくなることもあります。第二次世界大戦後、日本ではAGAにかかる人が爆発的に増加しました。元々、AGAはヨーロッパ人に多く、東アジアの人にはあまり多くないとされていました。しかし、第二次世界大戦後、生活習慣が大きく変わったことでAGAの人が多くなったのです。つまり、遺伝よりも生活習慣がAGAの発症に大きく関わっているということが言えるかもしれません。


AGAが発症する原因」への1件のフィードバック

  • 2015年3月11日 11:25 AM
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    最近主人が薄毛で悩むようになってきました。やっぱりこういうのって遺伝の要素が大きいんですね。でも生活習慣の見直しをすることによっていくらかは改善できるとわかり、なんだか希望が持てました。主人にもこのサイトを教えようと思います。

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