髪の毛のことを知るうえで大事なことに毛周期というものがあります。正常な状態なら髪の毛は抜けてもまた生えてきますし、髪の毛が抜けることは当然のことなのです。そのサイクルを毛周期と呼びます。

毛周期とは

ヘアサイクルとも呼ばれる毛周期には、成長期、退行期、休止期があります。

成長期

毛周期毛乳頭に栄養が運ばれ、毛母細胞が栄養を受け取って細胞分裂を始めると毛を上に押し上げ、成長期が始まります。成長期が始まってもしばらく髪の毛は毛穴の中にとどまっていますがやがて皮膚の表面に出ていきます。この期間は男性で3~5年、女性で4~6年と言われていますが、薄毛の人は成長期が短いため髪がすぐ抜け落ちてしまうのです。この成長期を短くする要因がジヒドロテストステロンです。

退行期

毛母細胞の分裂が収まってくると髪の毛の成長が止まり、毛乳頭と毛母細胞の位置も離れていきます。これが退行期です。頭皮の中の毛根も次第に押し上げられます。この期間は男女ともに2~3週間です。

休止期

休止期になると毛乳頭は完全に毛母細胞と離れて細胞分裂も止まります。毛乳頭も皮膚の中で休んでしまいます。毛根が上の方に移動しているので、シャンプーやブラッシングをするとすぐに毛が抜け落ちるようになります。3~5か月程度この期間があった後、また成長期に戻ります。

薄毛と毛周期

私たちの毛髪の量はおよそ10万本と言われています。そのうち9割近くは成長期で、1割ほどが休止期に当たります。つまり、1万本は休止期にあるわけなので毎日の抜け毛はそれほど心配することはありません。髪の毛が薄い人は抜け毛をとても気にしますが、1日に50~100本ぐらい抜けることは当然ですし、夏のダメージなどで抜け毛が増える秋には1日200本以上抜けることも珍しくありません。抜け毛の数で髪や薄毛の状態を判断することは出来ないのです。

それよりも、薄毛の人は毛周期のうち成長期が短いことが問題なのです。成長期が短くなると毛髪が抜け落ちるまでの時間が短くなります。成長期が短いと毛髪は十分に成長できないため、細く短い毛になってしまいます。さらにまた成長期が短くなると、休止期のあとに次に生えてくる髪の毛も準備不足で弱ってしまう可能性もあります。こういった負のスパイラルで薄毛はどんどん進行していくのです。

毛母細胞の寿命

髪の毛が生えるのは毛母細胞が機能しているからです。しかし、毛母細胞が死んでしまうと髪の毛が生えてくることはなくなります。人間の細胞は40~50回程度細胞分裂をすると死んでしまうと言われています。例えば、ヘアサイクルが2年間で40回細胞分裂出来るとすると、80年で毛母細胞の寿命が来るということになります。しかし、成長期が短くなっていると毛母細胞の寿命が来るのも早くなってしまいます。そうなっては改善することはできません。だから、出来るだけ早いうちに薄毛治療を行って毛周期を正常化させておかないと、将来全く髪の毛が生えてこなくなってしまうことになりかねないのです。


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