筋トレをするとハゲるという人がいます。本当に筋肉と薄毛に関係があるのでしょうか。とても関連性などなさそうに思えますが、話を聞いてみるとなるほど、と思う部分もあります。

男性ホルモンと薄毛の関連

筋肉をつけるとはげる筋トレをするとハゲると言う人は、筋トレをすることによって男性ホルモンが分泌される。男性ホルモンは5αリダクターゼと結びついて薄毛の原因となるジヒドロテストステロンを生成するから薄毛が進行するのだ、と言うのです。

この説はハミルトン博士という人によって研究されていると言われています。その実験は、去勢された男性についてのもので、思春期前に去勢された男性は男性ホルモンの影響を受けにくいため薄毛にならず、薄毛の男性を去勢するとこれも男性ホルモンの影響がなくなったために薄毛の進行が止まったという結果が出たそうです。また、去勢されて薄毛が止まった男性にジヒドロテストステロン(DHT)を注射するとまた薄毛の進行が始まったそうで、男性ホルモンが薄毛の進行に関与していることの証明になるそうです。しかし、元々薄毛でない人にDHTを注射しても薄毛にならなかったそうで、ハゲやすい人は男性ホルモンによって薄毛が進行するがそうでない人には影響がないということらしいです。よって、薄毛でない人が筋トレをしてもそれほど影響はありませんが、薄毛の人が筋トレをすると薄毛が進行するということになります。

タンパク質の減少も薄毛の原因に

また、筋トレをすると体は普段よりも多くの栄養素を消費します。特に、傷ついた筋肉の回復にはタンパク質が大量に利用されるのです。タンパク質は髪を作るためにも必要不可欠なものですが、毛髪と筋肉のどちらが体にとって大切かというと筋肉の方が大切だと体は判断します。毛髪は特に生命維持に関係していないため、栄養供給の順番は最低クラスなのです。そのためタンパク質は筋肉に送られ、毛髪の生育に必要なタンパク質が届かなくなり薄毛を引き起こしてしまいます。

筋トレには良い影響もある

ここまでの話を聞くと、筋トレは薄毛の人に悪影響を与えるもの、という結論が出てしまいそうですが、そんなに簡単ではありません。筋トレには髪にとって良い影響もあるのです。

その一つ目は成長ホルモンです。成長ホルモンは、20歳をピークにどんどん減っていき、60歳になるとピーク時の4割ほどになってしまいます。筋トレをするとこの成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンには代謝を良くしたり、骨折しにくくしたり、皮下組織の保湿力を高めたりする働きがあります。さらに、細胞へのアミノ酸の取り込みの促進という働きもあり、毛母細胞の修復を助けて健康な髪を作る手助けをしてくれるのです。

さらに、筋トレをすると血行が良くなります。血液は筋肉の収縮によって体中を運ばれているので、筋トレを行うことで血行が改善されるのです。そうすると毛根にも十分な血液が巡ってきて栄養を送り届けてくれるという訳です。さらに脂肪も燃焼されやすくなるので頭皮の油っぽさを解消することもできます。

これらのことから、筋トレは髪に良い影響があるという説もあります。どちらが正しいのかはまだよくわからないというのが本当のところです。


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